卵の価格高騰 いつまで? ウクライナ侵攻と鳥インフルエンザ

価格の優等生と言われ続けてきた卵が高騰を続けている。我々庶民には大事な食材である卵が高騰してしまって、少ない生活費のなかで食費を切り詰めながら生活するにはかなり大変な時代となってきている。

今月の卵の卸売価格は、飼料価格の高騰や鳥インフルエンザの感染拡大によって、統計を公表している1993年以降で最も高くなりました。

卵の卸売価格の目安となる「JA全農たまご」の東京地区でのMサイズ1キロ当たりの今月の平均価格は327円と、去年の同じ月と比べて152円、率にして86%値上がりしました。

去年12月の284円が統計を公表している1993年以降の最高値でしたが、今月はそれを43円上回りました。

農林水産省によりますと、例年、卵の価格はクリスマスケーキやおせち料理向けの需要が多い12月をピークに下がる傾向にあるということです。鶏卵業界関係者は「外食産業やコンビニエンスストアなどでは鶏卵を使った商品の一部の販売休止やメニューの改廃が起きており、将来的に鶏卵の需要が元通りになるか分からない」とまで懸念する。例えば、セブンイレブンは「半熟卵」の提供を中止しています。

ただ今シーズンは、ロシアによるウクライナ侵攻でとうもろこしなどの飼料価格が高騰していることや、年明け以降も鳥インフルエンザの感染拡大が続き、出荷数が減少していることなどが高値につながっているということです。

 

また、高病原性鳥インフルエンザの流行でも鶏卵価格が高騰している。卵卸売り大手「JA全農たまご」(東京都)が公表する相場では、九州エリアの市場での標準取引価格(Mサイズ)は8日時点で1キロ当たり345円で、2022年3月(189円)の約1・8倍に急騰。23年3月に入っても福岡市の養鶏場などでは鳥インフルエンザで採卵鶏が殺処分されており、「供給量が元に戻るのは早くても今秋以降だろう」と言われているが、卵の出荷数が減少していることから養鶏農家は家庭向けの供給を優先していて、コンビニやレストランなどでは卵を使った一部の商品が提供できなくなるケースが相次いでいます。

 

生活全般に色々な物価が高騰する中で、最もよく使われる食材がかつてない高騰を続けているのは、国の政治的対策も遅れているのか、あるいは対策されてないのか。

国はロシアのウクライ侵攻を前面に出し、国会の十分な検討なしに国防予算の増加を決定した。日本が侵攻を受けた場合の事ばかり優先し、国民の生活に対する対策を後回しにしているようにしかみえませんよね。

定年退職までの長い年月、税金を払い続けてきたのにこんなに生活しづらい事になるとは全く予想していませんでしたね。

年金は貰っていますが、自分が考えていた年金の金額より随分随分少ないような気がします。

でも、将来の年金事情はまだまだ厳しくなっていくようなので、次の時代の子供たちのことが心配ですよね。