みずほ銀行初任給5.5万円上げる方針! 年収300万円とは?

初任給引き上げに関して、みずほ銀行の次ぎのようなニュースが出ています。

2024年春から新卒社員の初任給を5万5000円引き上げ26万円とする方針を固めたことが分かった。三菱UFJ銀行も同程度引き上げる方向で最終調整している。三井住友銀行は先行して23年春から5万円増の25万5000円とする方針で、3メガバンクが他業種に見劣りしない待遇改善に乗り出した形だ。

 

3メガバンクの初任給は2011年以降、横並びで20万5000円に据え置かれてきた。みずほ銀、三菱UFJ銀とも初任給の引き上げは13年ぶりとなる。労働組合との交渉を経て決定する。新卒との賃金が逆転しないよう、入行数年以内の若手を対象にした賃上げも検討する。

 

初任給引き上げは実に13年ぶりとのことで、2011年以来ずっと20万5000円に据え置かれていたということは、入行年数10年目くらいの人の本俸はおそらく2024年からの初任給25万5000円には届いていないのではないだろうか。

こんな状況で入行数以内の若手の意欲を削がないような賃上げを実施することができるのだろうか。

 

初任給がもし26万円になったとしたら、年収が約300万円となりますが、実際にどの程度の生活水準になるのか、次ぎのように考えられるようです。

年収300万円の人の手取り額は、多く見積もってもおよそ240万円です。また、年収から引かれる税金や社会保険料の目安は下表のとおりです。

年収 300万円
所得税 ▲約5万円
住民税 ▲約12万円
社会保険料 ▲約46万円
手取り 237万円

 

では、実際に一人暮らしの場合はどのような支出があるのかが、つぎの表のよう

 な状況です。

一人暮らしの場合における主要項目別の支出金額の目安は次のとおりです。

項目 支出金額の目安
家賃 約5.1万円
食費 約4万円
水道光熱費 約1.1万円
交通・通信費 約1.9万円
交際費 約1.2万円
娯楽費 約1.7万円
医療費 約0.7万円
支出合計 15.7万円

一人暮らしの場合、目安として毎月約15.7万円のお金がかかります。年収300万円

の人の手取りが毎月20万円前後だと考えると、無駄遣いをしなければ、ややゆとり

を持って生活ができるレベルではあるでしょう。しかし、支出がかさんだ月は赤字

に転じてしまう可能性も否定できません。

 

 参考:総務省「家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表(別窓)

 

夫婦二人生活になると、支出の合計が18.2万円に上がってしまいます。さらに

子供ができて家族が増えるほど、必要経費が増加していきます。

当然、年収300万円では全く足りず、夫婦共働きが必要となってきてしまいます。

 

現状を変えずに貯蓄をしていくためには、次ぎのようなことしか考えられませんね。

① 毎月の支出を把握する

② 固定費を減らす

③ 外食を減らす

なかなか現実は厳しいですね。結婚年齢が上がっているのも当然の結果なので

しょうね。