北海道は冬本番でこのところ毎朝、氷点下10度以下の日が続いています。
今年は去年より雪は少なめではあるけど、とにかく寒い。
毎年のことではあるけど、この季節は野鳥にとっては食料が最も少ない季節のようだ。
秋から冬の初めにかけては、まだ実りの残りがあるようで、朝餌代に餌を乗せてもそんなに早くはなくなりません。
やがて雪も積もって、野鳥が一番最後に食べるというナナカマドの赤い実もなくなる今頃の季節は野鳥もかなりお腹を空かせています。
朝、庭の餌台に野菜のくず、冬みかんやキウイの皮の細かくしたもの、ひまわりの種などを置いてくると、あっという間に沢山の野鳥が集まってきます。
我が家の庭には、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、シメ、ヒヨドリ、アカゲラ、カケスなどが集まってきます。
ひまわりのタネには、ヒガラ、コガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラが。
野菜くずや果物の皮を細断したものは、ヒヨドリ、アカゲラ、カケスが食べています。
餌代を観察していると、アカゲラが面白い行動をしていました。
アカゲラは本来、鋭い嘴で木の幹に穴を掘って中にいる虫を食べているものです。
日本では北海道に亜種エゾアカゲラが、本州、四国に亜種アカゲラが留鳥として周年生息する。四国での生息数はきわめて少ない。九州以南には分布しない[3]。
食性は雑食で、主に昆虫、クモ、多足類を食べるが果実、種子なども食べる。主に樹幹で採食を行う。
主に枯れ木の幹に、くちばしで入口直径4cm、深さ30-45cmの穴を開けた巣に[2]、日本では5-7月に4-6個の卵を産む。卵は白色無斑[2]。抱卵期間は14-16日。雛は孵化してから20-21日で巣立つ。
我が家の庭に来るようになった頃は、餌代の近くのイチョウの幹に留まります。
イチョウの幹を盛んに嘴で突き、ドラミングのような行動をしていました。
そんなことが何日か続いていましたが、ある日、餌代を立てている木の幹にとまり、ドラミングのような行動をしている途中で、突然地面に降りて、餌を拾いそのままイチョウの幹に留まってドラミングのような仕草をしながら食べていました。
このアカゲラが彼か彼女かは分かりませんが、あくまでも「私は木の幹で虫を探しているんだ」というポーズをとりながら餌を拾って食べたように見えました。
これはアカゲラのプライドなのでしょうか。
そんな行動が半月ほど続いていましたが、今日決定的な行動を目撃してしまいました。
なんと、アカゲラが直接餌代にとまってそこで餌を食べていました。
よっぽどお腹が空いているのでしょうか、背に腹は変えられず、プライドどころではない季節なのでしょうね。