未確認飛行物体を追撃! カナダ領空侵犯のためとドルトー首相発表

一週間ほど前アメリカで撃墜された中国の気球より小さな物だったらしいが、多分偵察気球の一部なのでしょうか。

 

カナダのトルドー首相は日本時間の12日午前7時前、ツイッターで、カナダの領空に侵入した未確認の飛行物体を撃墜したと発表しました。

 

カナダのトルドー首相は11日、カナダ領空を侵犯した飛行物体の撃墜を命じ、カナダと米国の防衛組織、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)がカナダ北西部のユーコン準州の上空で撃墜したとツイッターに投稿した。気球かどうかなど形状は不明。カナダ軍が残骸を回収し、分析を進めるという。

ドルトー首相の投稿によると、11日はNORADからカナダ軍機と米軍機が緊急発進し、米軍のF22戦闘機が撃ち落とした。トルドー氏はこの問題に関し、11日にバイデン米大統領と協議した。

ロイター通信によると、米国は10日に撃墜した物体の残骸の回収を進めているが、天候不良のため作業は難航しているという。

 


アメリカ軍は今月4日に南部サウスカロライナ州の沖合の上空で中国の気球を戦闘機で撃墜したほか、10日にもアラスカ州北部の領海の上空を飛行していた物体を撃墜したばかりです。

 

ロイター通信によると、米国は10日に撃墜した物体の残骸の回収を進めているが、天候不良のため作業は難航しているという。

 

日本においてはこのような事例が発生した場合、どのような対応ができるのでしょうか。

 

磯崎仁彦官房副長官は6日の記者会見で、令和2年6月に仙台市、3年9月に青森県八戸市の上空で確認された飛行物体に関し「米国の事案との関連性も含めて分析を進めている」と述べた。9日には松野博一官房長官が、4年1月に九州西方の公海上空でも気球を確認したと説明しています。

 

アメリカ本土に飛来した中国の偵察気球と似た気候物体が日本国内や周辺公海上で確認されてとして、日本政府は分析を進めていますが、「必要な措置として武器を使用できるというのが政府の考えだ」として、「気球」の撃墜は可能と説明しています。

ただ、気球が日本国民や自衛隊に直接危害を及ぼすケースは例外として、実際に自衛隊が気球を撃墜することは簡単ではない。日本政府は憲法9条に基づき、自衛権行使は外国から「組織的、計画的な武力行使」があった場合に限定する厳格な解釈を採用してきているので米国のように撃墜するのはハードルが高いのが実情のようです。

 

気球の話で、思い出した事がありました。

今から20年近く前のことですが、「フーセンおじさん」というニュースがあったのを思い出しました。

そのニュースの映像を今でも覚えていますが、娘や家族が引き止める中、「私はこれで宇宙へ行くのだ」といって、その場で沢山のフーセンにぶら下がって空高く上がっていく映像が今もはっきりと思い出されます。

どうして、家族以外誰も止めなかったのだろう。